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サルトル、ボーヴォワールとアルカディア [Pièce de la musique]

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「人間」「実存」「本質」「品性」。「人間は自由の刑に処されている」。哲学者の言うことは超堅焼きのお煎餅 


【理想は額に入れて飾ればいいのだろか】

「アルカディア」は理想郷という意味があるけど、

ユートピアとの違いは、自然回帰の意味が強いところ、らしい。

 

自然回帰ってなんだろう?

って、調べていたらシモーヌ・ド・ボーヴォワールの「人間について」で、

「私の庭は、私が耕すときから、私の庭になるのだ」

「人間に出来ることは、小さな自分の庭(世界)を耕すこと」

実存的な人間回帰、自然回帰。

そして、なんだかボーヴォワールが言ってることは、

ターシャ・チューダーがコツコツ無言でやってた気がする。

ということは、ターシャ・チューダーがやってた庭造りは「自然回帰」そのものだった?!

アルカディア(理想郷)とは、自分で耕す自分の世界なのかな。

 

超堅焼きのおせんべいは消化が悪いけど、

自分で噛み砕くコトができるならば、少しは消化吸収も向上、かな。


 

人間について (新潮文庫)

人間について (新潮文庫)

  • 作者: ボーヴォワール
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1955/06/28
  • メディア: 文庫

 

 

 

 

 

一本のスカシタ映画を観たような気分が味わえるキリンジの「アルカディア」。

曲はラジオで何度も聴いてたけど、ミュージックビデオこんなだったんだ。

 

 

 

ヒッチハイクの女性は、サルトルの本を読み倒している。

そういえば、サルトルの奥さんはボーヴォワールだった。

サルトルのコトバで、そう!って同調したのは、

「裕福な人が戦争を起こし、貧しい人が戦争で死ぬ」

 

 

今日は広島に原爆が投下されて70年。

原子爆弾をつくったアメリカはいまだに軍事大国。

軍事産業世界ランキング10位までにアメリカの企業が半分以上入ってる。

「宇宙開発」という名のもとに、開発されるのは軍事利用というのが陰の王道。

銃もアメリカに於いては産業として存在してるから、益々キリを付けられない。

宇宙開発もいいけど、軍事用にしないで他に使ったらいいのに・・・。

実は地球の7割を占めているといわれる海の深い部分(深海)、

ここの研究は随分遅れをとっているらしい。

軍事産業に入れるチカラを「深海開発」に注いだらいいような気がするんだけど。

思わぬ資源が出てきてウハウハ!?かもしれな・・・おっと、

どこかの国が海の境界線を巡って、

「ハイ、ここまでオレんちー」ってやってるのを思い出しちゃった。

そうか、火種はあちこちにあるんだよね。

 

そういうことで、今年は終戦70年。

有り難いことに生まれた時から平和で、平和があたりまえだと思ってこれまで生きてきたけど、

そろそろ平和ボケとはオサラバしないとイケないのかも。

実家の母でさえ、国会議事堂前の週末デモに行っててビックリ。

 

 

今年は、

改めて「平和」が続く方法を考えねばならない8月なのかも。


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