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ボタニカル彩色記 [お出かけ風景]

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赤いケシの花がわさわさ咲く中、海風に煽られながらてくてく歩いた植物的記録と、その後の邂逅的記録。


【ボタニカルな旅記録】

既に一年。

整理が追い付かず、なかなか減らない仏旅行の画像。

 

この植物ネタもお蔵入りになるのかなと、思いきや・・・。

世のなかはいろんな巡りあわせがあります

 

 

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モンサンミッシェル最寄駅、ドルドブルターニュ。

駅の構内から出たところには、ユーフォルビアとアジサイが沢山。

ほかにハンギングの花がありましたが、どれもシックで大人っぽい色合わせでした。

 

 

 

 

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モンサンミッシェルを背に海風に揺れるピンク系の花。

クマツヅラ科のヤナギハナガサに似てるけど、葉っぱが違う・・・なんだろうなぁ。

 

 

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修道院の空中庭園でハーブらしきものを摘む人々。

葉っぱのカタチから察するところ、

「葉の尖った種類のミントかステビアだった説」が、私の中では有力。

 

 

 

この建物は、行きとは違う階段で戻ります。

日本には「さざえ堂」という造りの建物がありますが、

それと、ほぼ同じつくり。

行く人と帰る人は違う階段を通ります。

そして帰りは、サンマロ湾に面した庭園に出るようにできています。

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修道院の空中庭園にもあった、小さい植木鉢のオブジェがここにも。

石の壁面には沢山の苔類が生えてて素敵な眺めです♡

 

 

 

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湾をバックに撮ってあったのは、ブッドレア。

この葉っぱは、毎年庭で散々剪定するのですぐわかります。

成長が早く、切っても切ってもすぐ伸びますが、花は蝶が大好きなようで、

いつも花にはアゲハなどが集まります。

ウチにはピンクぽい淡いパープルと超濃いパープルがありますが、

これは何色の花だったのか分からなかったのが、ちょっと心残り。

 

 

 

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ついついお城のようなので、「城壁」と言ってしまいそうですが、ここは元々修道院でした。

なので、言い直して、この「石の壁」。

じーっとみていると、規則性があるような無いような、

でも結局それなりに納まってるというか、

世の中の何かの仕組みとなんとなく通じるような気がしてみたり・・・。

とりあえず、

芝生の空間で寛ぎたくなるのは万国共通ってコトは確かなようです。

 

 

 

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石壁に生えていた、涼しそうな紫色の花の付いた植物は「ツタバウンラン」。

何気なくリズムのあるツルがカワイイ。

日本でも自然に生えているそうなので、いつか探して見つけてみたい。

 

 

 

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お土産屋さんの店先をそっと彩っていたのは、アカンサスモリス。

景色を撮っただけだったので、お花に焦点合わせてなかったのでボンヤリです。

しかも、全般にミニチュアモードで撮ってしまったものが多く、

今思うと、資料としては見にくくて失敗。(≡ω≡ ) 

 

アカンサスモリス、ウチでも植えたいのですが、

葉っぱが尖って痛い上に相当場所を取るので、今のところ敬遠。

でも、ちょっとオトナっぽくていい雰囲気なのです。

 

 

 

 

 

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 そして、

海の風を受けながらトコトコ島から帰ります。

バスもでていますが、1キロ程度。

せっかくなので歩くことにしました。

と言いつつ、

もちろん、行く際にチラチラ見えた草花を近くで見たくて、最初からそのつもりで!

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ワンコの散歩がてら歩く人もチラホラ。            青い花、花自体はアルカネットに似ているのですが・・

花の付き方が、合っているような違うような。

 

 

 

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激しくトゲトゲの姿、アザミの一種ですが、それにしても激しいトゲトゲのお姿。    これはレースフラワーぽい。

でも、レースフラワーに似てるけど、もしかしたら人参の花だったりして・・・。

人参の花、レースフラワーにすごく似ています。

 

 

 

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きっとアカツメクサ。                      えーと、これは黄色いツメクサ?!

 

アカツメクサの由来、

カフェやるときにお世話になった保健所のかたに、いろいろ教わったのを思い出します。

そのかたはまるで「歩く植物辞典」、幅広く植物のことをご存じでした

「アカツメクサ・シロツメクサ」は、日本の陶器(伊万里とか)を輸出する際に船に積む箱に、

パッキン代わりに詰めた草だったというのが名前の由来。

(実際は干し草の状態でパッキンにしたそうです。)

花が赤いのが「アカツメクサ」、白いのが「シロツメクサ」だったそう。

「ツメクサ」の「ツメ」は、「爪」?ってずっとそれまで思ってたけど、実は「詰め」だったのでした。

 

 

 

で、先日!市内の花屋さんで見つけちゃいました、黄色いツメクサ!

 

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黄色いツメクサ、名前は「幸せの黄色いクローバー」   ん?ツメクサじゃないの?「幸せの・・」ってハンカチ?

正式名称は「クスダマツメクサ」、やっぱりツメクサでした。そして、やはりヨーロッパ原産。

ていうか、こういうネーミングって、

海外映画の邦題が大げさになっちゃっうのと似てる気がしてしまいました。

なんとなく、返ってオソマツ。(ノ)ω(ヾ) 

 

 

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そしてこちらも!あの赤い花はオミナエシ科のセントランサスでした。    セントランサス・コクキネウス。

こちらもヨーロッパ原産宿根草。

 

 

しかし、「原産」というのは、やっぱり元雑草?!

そういえば「ヒメツルソバ」とか「斑入りのカキドオシ」とか、

元はと言えば雑草クラスの植物の進出が目立ち、

最近よくそんな系統をお店で見かけるようになってます。

これにお金払って買うのか・・・とか素直な感想も。(笑)

そのへんは「栽培種と雑草のボーダーレスワールド」に突入した感モリモリです。

 

でも、まー、これはこれで、

選択肢が増えてイイことなのかもね。    (* ̄ω ̄)・・・ってコトにしておこう。

 

 


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