さくらんぼの実る頃 [お料理Cafe Nicolas Gardenふう]
ブランマンジェ・モンモランシーふう。さくらんぼの実る季節は短い。
【ルイーズに捧ぐ】
Le temps des cerises
<さくらんぼの実る頃>
作詞:ジャン=バティスト・クレマン
作曲:アントワーヌ・ルナール
桜んぼの実る頃 陽気な夜鳴き鶯やまねつぐみは
みな浮かれ出す
うつくしいオトメたちは物狂おしい想いに囚われ やがて恋人たちの心は明るい太陽の元へと走る
桜んぼの実る頃 やまねつぐみはさらに上手にさえずる
でも、さくらんぼの実る頃は短いんだ
二人連れ立って 夢みるように耳飾りを摘みに行く季節は
おそろいのドレスを着た恋の桜んぼが
血のしずくのように葉蔭に落ちている
でも、さくらんぼの実る頃は短いんだ
夢見るように珊瑚色の耳飾りを摘む季節は
恋失恋の痛みが怖いのなら、恋はしないことだね
悲惨な失恋の痛みなんて怖くない私は、一生苦しんで過ごすに違いない
桜んぼの実る頃に
あなたたちはツライ恋の想いに想いを巡らせる
私はいつまでも桜んぼの実る頃を愛する
あの時から この心には
開いたままの傷がある
幸運の女神がもしやってきたとしても この傷を癒すことはできないでしょう
いつまでもさくらんぼの実る頃を愛する
そして 心のなかのあの想い出も
。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。
1871年にパリの労働者たちが権力を握って樹立した、
世界初の革命的自治政府だったパリコミューン。
ベルサイユ軍による、コミューン連盟兵と一般市民の大量虐殺があり、
ジャン=バティスト・クレマンにより、この悲痛な出来事を歌にしたもの。
ちょっと聴いただけでは、甘い恋の歌のようですが、実は違うみたい。
この大量虐殺、「血の週間」の際、勇敢に野戦病院で働き命を落とした看護婦ルイーズに、
「さくらんぼの実る頃」は捧げられているそう。
そういえばこの曲、ジブリ映画の「紅の豚」で、加藤登紀子さんが歌ってたけど、
舞台がイタリア・アドリア海なのに、フランスの歌って。
ポルコと幼馴染みだったらしいけど、
こっちの話も、実は深いのかな・・・。(*‐ω-)
【ブランマンジェ・モンモランシーふう】
モンモランシーふうは、さくらんぼを使ったタルト、ガトーなどお菓子全般に使えるようです。
イル・ド・フランスの北の端、さくらんぼの産地モンモンランシーから付けられたもの。
今では産地とは名ばかりで、それほど生産されていないそうですが。
「ブランマンジェ」とは、白い食べ物という意味。 さくらんぼは枝付きのままワイン煮。
本来「ブランマンジェ」は、アーモンドをすり潰したりした白いもので作るのですが、
牛乳+生クリームで作るバージョンでつくったんですが、これってパンナコッタに近いよーな・・・(*-ω-)
さくらんぼはアメリカンチェリーを30粒ほど、
ワイン200cc、水200cc、はちみつ大さじ5、シナモンほんの少し
材料全部を5分ほど煮て、チェリーがひたひたに浸かるくらいの汁以外を煮詰めてシロップに。
ちゃんと型に入れたものの出番は夕飯後。その前に、至福の3時お味見タイム♡。(≧ω≦)
【オマケのおみやケーキ(`・ω・´)】
大阪にオシゴトで行ったムスメが、またおみや。 中身は、チッコイふわっふわなチーズケーキ♡
こ、これは、おいしー♡
このふわふわ加減スゴイです、
淡雪のように消えてしまう感じ。
確かに、たまらーん♡ ブン( ̄ω ̄= ̄ω ̄)ブン