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鉄レースの塔 [お出かけ風景]

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股下の大きな広場の景色。地上57mから望む人模様、にょろにょろ伸びる行列がアラベスク模様みたい。


【股下から覗く】

パリ・テロ事件の前夜。

私たちが唯一「ツアー」なるものに参加したのが、

超が付くほどベタな、エッフェル塔とセーヌ川クルーズ。

私は20数年前にそれぞれ別の機会に経験済みだけど、ムスメは初めて。

 

夜が早い季節だけど、ちょっと外出したい。

でも、(か弱い女子?)二人でうろうろするのはちょっとコワイ。

・・・で、思い切ってツアー参加。

帰りも「宿泊のホテルまで送迎付き」だというけど、

アパルトマンみたいな分かりにくい場所でも、送ってもらえるかを問い合わせたらOK。

これなら帰りが22時過ぎでもダイジョウブ!

 

 

 

日本人がうようよいたオペラ界隈の事務所に到着すると、

予想以上に年配さんがイッパイ。

添乗員のかたも女性で結構年配。

この方が学校の先生みたいで、ちょっとオモシロイ。

結果、年配者多めの修学旅行の体。

でも、意外とこれが楽しかった!

旅行自体はツアー参加ってしたことないけど、

どこのどなたか分からない人と一緒っていうのも、短い時間なら案外タノシイのかも。

 

 

 

 

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東京タワーと全く違う点が、このスカスカゾーン。

真ん中には、エレベーターもお土産屋さんもないのです。

お陰で眺められるこの鉄骨部分、むき出し。

 

 

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エレベーターは、ここ、足の中に入ってます。

しかし、美しい鉄骨レース編み。

東京タワーは鉄骨が、ほぼ全て三角形で構築されているのに対して、

ここではアーチ型やくるんと丸まったカタチなど、詳しく見てるとホントまるでレース編み模様。

 

このツアーはエッフェル塔にとってお得意様だそうで、

並ばないで入れると聞いてましたが、ホントにすすっと入れました。

そういえば昔個人でフツーに入った時は結構並んだ記憶が・・・

ツアー、なかなかイイ仕事してくれますね。

 

 

ここでは昇ったらすぐ食事です。

ホントは地上125mのジュールベルヌで頂きたかったんだけど、

このツアーは下の地上58mの展望台にある、Le 58-PARIS。

ジュールベルヌは、アラン・デュカス、Le 58-PARISは一応アラン・デュカスグループ。

ジュールベルヌには劣るらしいけど、リーズナブルで味もそれなりにイイというウワサ

 

 

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キールロワイヤル。                          オードブル。

オードブルは、フロマージュブラン アニス胡瓜  スモークサーモン いくらのゴーフル添え。

白ワインか赤ワインが選べます。

赤ワインもちょっと味見したけど、ちょっと、ん?な風味。

ならばこのラインナップだと必然的に白ワインかなーと白にしたら、これは美味しかったです。

 

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メインの鶏ロースト マッシュポテト トリュフソース    クロスティ・エッフェル プラリネチョコ カスタード。

鶏のローストの火の通り加減が絶妙!下に敷いてあるマッシュポテトもオイシイ。

品数も少な目で決して高級な素材も使ってないけど、

「おのぼりさんツアーだから」と、想像していたよりはどれも美味しかったです。

デザートもカフェに合う一皿で満足♡

 

 

「エッフェル塔で食事した」ってコトで、

ムスメ的に想い出になってくれれば、もうニジュウマル、です。

 

 

 

 

 

食事の後は、セーヌ川クルーズです。

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夜だし動いてるし、撮っても何だかなーの多かったこと。  でも、いつものノートルダムが見えてテンションアップ!

ノートルダムの向こうでくるっとシテ島を回って、反時計回りで帰路へ。

 

 

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そして出発点、イエナ橋付近に戻って参りました。

 

それにしても、

この超有名な塔が国有でも市営でもないというのはオドロキ。

今でも、この塔をつくったギュスタブ・エッフェルの子孫が経営してるそう。

 いわゆる「商標登録」というのもしてないらしく、どこでどう使っても自由。

 

そうか、

だからこそ逆に世界的に有名な塔になったのかもしれないですね。

 

 

 

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船から降りて川岸でうろうろしていたら、調度10時。イルミネーションチカチカ☆タイム!

これが夕刻以降毎正時に行われるシャンパンフラッシュってやつです。

 

あまりの点滅リレーの速さに、

「激しすぎじゃね?」

「エッフェル塔頑張り過ぎ!」

などの声が上がりながらも、暫し撮影タイム。(つω`*)

 

 

 

 

帰りは大型バスで、各お泊りのホテルまで送って頂けるのですが、

私たちはアパルトマン。

ピンポイントに有名な場所ではないし、

あの何気ないカフェの横の入り口ドアまで送り届けてもらうのって、ちょっと心配・・・。

 

でも、ウワサとして聞いていたのは、

「パリのプロドライバーさんは、通りの名前と番地さえ正確に伝えればちゃんとそこに行ってくれる」というもの。

住所を書いた紙切れをムッシュに渡したけど、やっぱり着くまでは心配・・・

しかし!

一方通行のサンジェルマン大通りを快適に飛ばし、安全にバスを停まらせた場所は、

正しくあのドアの目の前!(`・ω・´) 

 

ブラボームッシュー!

パルフェ!

メルシービヤン!

オーヴォワール!ボンニュイ!

 

 

こうして、おのぼりさんツアーの〆はキッチリバッチリと決まってくれたのでした。

バスから手を振ってくださったご一緒された方々も、

お疲れ様、ありがとうございましたー。(* ̄ω ̄)ノシ


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